誰も知らない話をしよう



素直、という言葉とは
かけ離れて歩いてる

暗い眼のまま笑う誰かさんは、なぜ
僕に良く似た顔して
痛いことも知らん振り

「そうだね、みんな同じだね、苦い。」

さあ。

失くした、と思って
忘れたふりをした
或の日の 唄の続きをまた

もっと そっと 拾いあげて
愛しげに 抱きしめてあげれば
その唄たちが

ほら、
黙って僕の独人言に
耳を傾ける
仕草 愛らしく
 


よろこびのうた、歌って
涙を纏った身体
おどけながら踊るなら綺麗だね、きっと

今にも転びそうだよ
僕が支えてあげるよ
一緒にもつれておちてくのなら

ねえ?

空回り絡まる あの子の心臓は
止まることなく刻んでるの

綺麗すぎる旋律と
見えない聞こえない
確かな嗚咽が響く

けど、
まだ何も失くしてない僕らなら
ため息くらい飲み込めるさ